話半分

なんでも話半分で聞いてください

自分が「普通」だって気づいた日

小さいころから、自己評価の低い子だった。

「大きくなったら何になりたい?」って聞かれても、
(私みたいなものは何にもなれないと思いますが)って思って
本当は別になりたくもないものを適当に言ったりしてた。
お花屋さんとか、ピアノの先生とか。

女子力も低かったので、ずっと、パンツを何で見せたらだめなのか、
わかんなかった。ワカメちゃんか!
小学校の高学年くらいまで「恥ずかしい」みたいなのが一切なかったので
5年生まで父親と一緒に銭湯の男湯に入ってたくらい。

かわいくもないし、というか、かわいいって何?という感じだった。
女子コミュニティのルールもわかんなくって、ずいぶん苦労した。



だから、
自分は女子失格で、
人間でもなくて、
なんかごつっとした岩みたいな、
ポケモンでいうとダイノーズみたいな(ヒゲ生えてたし)自己イメージだった。
ダイノーズ - Yahoo!きっずポケモン


小さいころポケモンなかったので、完全に後付けですけども。

要するに、自信がなさすぎて、反対側に極端に突き抜けた自己イメージを持つことで、
なんとか平衡を保ってたというか、なんというか、もごもご。


それが!


やっと最近、自分はもしかしたら普通なんじゃないか?って思えてきた。
それは、年齢を重ねて「女子市場」みたいなところから降りたのもあるし、
夫がずっと「妻はかわいいよーロリババアだよー」って言ってたのもあると思う。
ロリババアは褒め言葉じゃないけどねo(`ω´*)o


あと去年うっかりテレビに何日間か出たんだけど、
出演前に「5日分の衣装を持ってきてください」って言われて、
衣装を考えてるときに「自分はどう見えるんだろう」って鏡を見たら、
案外普通だった。


普通なんだよね…普通の、そのへんにいる、おかあさん。
参観日とかに行ったら、ちゃんと埋もれるし
「あれ、何ちゃんのお母さんでしたっけ…?」って聞かれたりする。
影が薄いって?それは普通ってことでしょ。


ダイノーズじゃ、なかったーー!


自分を客観的に見られるようになるのが遅すぎたという話でした。
ちゃんちゃん。


今、あらためて自分が子どもの頃の写真を見たら、長男にそっくりで笑っちゃうし、
やっぱり普通の女の子に見える。ふわふわしてないし、女子力は低そうだけど。
何を見て育ってきたのかなー。



きっかけになったブログ
「おばちゃん」自称問題について - ハート♥剛毛系

私もおばちゃん宣言するのはもうちょっと後にしよう。
まず人間宣言からだー(∩´∀`)∩