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話半分

なんでも話半分で聞いてください

小さくて狭い世界の話

わたしが育ったまちは、県庁所在地*1のとなり町のベッドタウンで、
古い商店街と、新興住宅地がある、よくあるまちでした。

クラスの三割くらいがヤンキーっ子で、その比率は学年が上がるごとに増えていき、
「万引きも、チャリぎった*2こともないなんて、ぶりっ子だー」と言われるような地域でした。

実際には半数以上が「ぶりっ子」だったと、思うんだけどね。
子どもたちの価値観、かっこいいと思うものは、声の大きい子たちに左右されやすく、話を大きくして見栄を張るのも子どもの特徴だと思うので、当時は真剣でした。

わたしは、どんくさい*3うえに、頑なで意固地なかわいくない子だったので、ぶりっ子といわれようが何だろうが万引きなんて到底できない軟弱者でした。もちろんチャリをぎったこともないです。すみません。

小学生のときわたしに「ぶりっ子、臭い、いなくなれ、おまえはここにいるべきでない」と執拗に言ってきたある同級生と、高校生のときに再会したときは、彼女は新聞配達をしていて、朗らかに「久しぶりだね、元気?」って言ってきて、目と耳とを疑ったんだった。

いやいやいや。

忘れちゃったんだあれ!まだ5年くらいしか経ってない気がするけど。それに、あなたに私の姿が見えているのが不思議だよ、あんなに「いなくなれ」って言ってたのに。
彼女はたくさんバイトしてお金ためて、早くお母さんを楽にさせるんだ的なことを言っていた。学校には行ってたかどうかわからない。金色の髪の毛がさらりときれいだった。
その時点で見れば「いい子」なのは絶対的に彼女で、親の金で何も考えずに高校に通ってるわたしは、完全に負け犬だと思ったよ。


なんなんだ!


いまだって、生きていればたぶん彼女は一生懸命働いて生きてるはず。
わたしはこうやってぐるぐる考えながら暮らしているけど、どっちがいいのかは、わからない。全然わかんないよ。


したっけねー( ´ ▽ ` )ノ



今週のお題「今だから言えること」

*1:ほんとは道庁所在地だ

*2:チャリ=自転車、ぎる=盗む

*3:不器用の意、北海道弁かな?