話半分

なんでも話半分で聞いてください

宇宙の真理

先日。
次男があまりにも夫のことをくさす
(すね毛が嫌だ、ヒゲが生えてる、うるさい、くさい、などなど)ので、
「次男、あんたはお父さんがいなかったら産まれてないんだよ!
お父さんには感謝すれど、そんなにくさす理由はない!」ってちょっと叱った。


そしたら
「なんで? ぼくが産まれるのに、お父さんは関係ないじゃん。
直接産んでないんだし。なんでなんでー?」
ってなって、ますます何か言い出しそうになったので、

じゃあ、そうか、そうだな。こほん。
お母さんがこれから、なんであなたたちが産まれるのにお父さんが必要なのか、教えよう。
って言って、具体的に教えた。宇宙の真理を。


ってまあ、そんな高尚な感じじゃなくって、ふつうの口調で、
お父さんが、お母さんのことを好きだなーって思うとちんこが大きくなって、
赤ちゃんを産む穴*1に入れられるようになる。それで、精子卵子が出会って赤ちゃんのもとになる。
だから、お父さんがいないときみたちは生まれ得ないんだよ。って。


長男は、学校の授業で「精子卵子が出会って赤ちゃんのもとになる」っていうのは知ってたみたいだけど、
それがどうしてお母さんのお腹に入るかがわかんなかった。そうか!そうなんだー!って合点してたのに、
肝心の次男は、いちごを盗み食いするのに夢中で聞いてなかった……!!!
どうしてこうなんだ。いつも、伝えたいことは一番伝えたい人に伝わらない。

まあでも、その後お父さんの悪口が収まったので、何かは伝わったのかな。
だといいな。


惜しむらくは、その行為が信頼置ける人とならけっこう楽しくて、気持ちいいことなんだっていうのを
教えるのを忘れたこと。
そっちのが重要じゃないか! しまったな。


しかし、そうやって話した後、子どもたちが全然ふつうにしてて、
びっくりしたりしないのかな?ってこっちがびっくりした。
衝撃じゃないのかな?
わたし自身が知ったときはどうだったかな… ぜんぜん、思い出せない。
と、いうことは、そういうことなんだろう。


奴ら、最初から知ってるんだよ。
産まれる前から、宇宙の真理を。すべて知っていて、大きくなるにつれ、忘れてるんだよ。
だから時々、暗い目をして
「ぼくが産まれる前は、空を飛んでいたんだけど… なぜか飛べなくなっちゃったんだよ」
とか、言い出すんだよ。


10歳はもう、天使じゃなくてこっちの世界の人だと思うけど、7歳はまだあやしい。
おっかしいな、七五三すぎたらもう人間になってるはずなのになー。



したっけねー( ´ ▽ ` )ノ

*1:わたしは裾から産んでないのでお腹のタテ線から産んだけど、そこじゃなくて本来の産む穴だとは教えた