話半分

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(母ちゃん脳で読む)ゲームについての記事3選

いま小学校からの指令で
「生活時間チェックシート」というのを毎日書いてます。

朝ごはんは食べたか、勉強時間は何分か。
そして、インターネットとゲーム、テレビの時間は合計何時間か。
書かなくちゃなりません。

ううーん。

うちは、理由があってゲームの時間を決めてないので、
正直に書くとたぶん、引かれる、というか指導が入るかも。
でも仕方ないので毎日書いてます。テレビも入れると毎日4〜5時間くらいです。

ゲームの時間を決めていない理由は、いくつかあるのですが、
以下の記事みたいな考えです。

「ゲームは一日15分」の時代背景 - Chikirinの日記


あと面白いのはこれとか、
僕はドルアーガで頭がおかしくなった - やねうらお−俺のボカロがこんなに音痴なわけがない。


あとこれも。
津田大介の“本性”を見た!――ジャーナリスト津田大介氏がゲストの「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」第13回 - 4Gamer.net



下2つは、ちょっと極端な例なんですけど
(とくにやねうらおさんのはゲーム自体してないし賢すぎるし、でも当時読んですごい感銘をうけた)
ゲームをしてたからって、全員が反社会的になるわけでもないし、
その時間が全部無駄ってこともない。と思っています。


親は、子どもの環境を「なるべくいいもの」にしたいものだと思うけど、
無菌状態では育てられないし、もし無菌状態で育てられたとしても、
社会に出てから困ることがたくさんあるので(わたしがそうだった!)
いまも試行錯誤しています。


以下、息子とゲームについて書きますが、
ちょっと長くなるので、お時間のある方だけ良かったら読んでみてください。




3時間。

長男4年生は、超のつくゲーム好き、いわゆるゲーマー予備軍です。
やってるゲームは、マリオ、カービィポケモン、妖怪ウォッチと普通ですが、
やり始めたら、止まらない。
いまは、シミュレーションゲームが好きみたいです。
A列車で行こうとか。


その長男が、
2才くらいのとき、初めてNintendo DSをもたせたら、
3時間ぐらいずっとピクトチャット(お絵かきして絵を交換するゲーム)してました。3時間。

それまで、パズルを3時間とか、積み木を3時間とかしていたので、
3時間には慣れていたのですが、ゲームとなると……

そのDSは、ヨダレを垂らしてマイクが壊れてしまったので、
とりあえずゲームはもうちょっとおあずけにすることにしました。

スーパーマリオの洗礼

幼稚園のとき、夫が「そろそろいいんじゃないか俺もやりたいし」といって、
Wiiの「New スーパーマリオブラザーズ Wii」を買ってきて、一緒にやりはじめたんですが、
最初はものすごく下手くそで、ジャンプもうまくできないし、すぐ落ちる。
ずっとリモコンを振ってるので無駄に回転ジャンプするし、アイテムも取れないみたいな感じなのに、
すごい集中力でまた3時間とかやる。

その当時は絵本に3時間とか、ちょっと難しいパズルに3時間とかはあったので、
3時間には慣れていたのですが、やっぱりゲームとなると……


当時、
幼稚園のママ友の間では、ゲームは1日1時間。
目も悪くなるし「ゲーム脳」(!?)になる。って、一緒に遊んでてもゲームは途中で終了させて
違う遊びに誘導したり、外へ連れ出したりしていました。
といっても、幼稚園児は1時間もゲームしたらだいたい飽きて、
からだを動かす遊びをしだすことが多かったと思います。特に男子はね。

ゲームしすぎは良くない、のか

ここで、お母ちゃんは悩みました。

うちの子、ゲームばっかりして大丈夫かな。
ゲーム脳は信じてないけど、目が悪くなったり、無駄に時間を使ってしまう危険性はないだろうか。
ゲームはやっぱり1日1時間にしなきゃだめなのかな。


当時、先生や親たちの間で読まれていたのはこんな感じのものでした。
ちょっと古いですけどね。
第1章 子どもとテレビゲームの現状 第2節 テレビゲームが子どもに与える影響:文部科学省

文部科学省が言うなら、そうなのかなと思っちゃうじゃないですか。

それでもゲームをやりたい

そんなある日、長男に「ゲームは1日1時間にしてみよう」と提案して、
実践したことがあります。

ゲームをする前に遊んでいたときは良かったのですが、
いざゲームをして、やめる時間になったとき。

「そろそろやめようね」
「えっ、なんで今もうちょっとでクリアできそうなのに」
「時間だよ」
「時間ってなんだよ!僕はゲーム以外に生きている意味がないんだよ!」
「えっ」
「ゲームをしていなければ死んでいるのと同じなんだよ!! ヽ(`Д´)ノウワァァァン!!」

(幼稚園児です)

他のことでこういう風になることはなかったので、びっくりしたのですが、
超泣いて暴れるので根負けして、クリアするまでの約束でゲームは続けました。

時間の感覚は、小学校2年生くらいにならないと理解できるようにならない、と言われてます。
実際長男も終わる時間を予測して行動するのは、2年生くらいからでした。
だから幼稚園児に「時間」で説明はできないんだとは思ったのですが、
ゲームしてないと死んでるのと同じには、驚きました。


そんなに、好きなのか。
そんなに、やりたいんだ。

じゃあ、好きなだけやってみたらいいんじゃないか。
それだけ夢中になれることって、すごく大事なことなんじゃないのかな?


夏休みのある日「やめなさい」って言うのをやめてみました。
そうしたら、8時間、ずっとゲームをしていました。
ごはんやトイレの時間は抜きにしてです。
後ろから見てたら、惰性じゃなかった。
ずっと集中してる。

大人だと、飽きてきて惰性でゲームすることありますよね。
でも、このときの長男は違った。

8時間くらいで、やっと「疲れたから今日はやめる」といって、
コントローラーを置きました。
自分からやめられたのは、このときが初めてだったと思います。

ルールを決めた

それから。さすがに8時間は長いと思ったので、
ルールを作ることにしました。


1.午前中はゲームをしないこと。
2.ごはんの時間になったらちゃんとやめること。
3.宿題やその他やることがあるときは、やってからゲームをすること。


この3つだけです。
あとは自由です。
いまもこのルールで運用してます。

最近はやることが多いので、ゲームの時間は2,3時間くらいに減ってしまっていますが、
それで納得しているようです。
好きなら、いつでも集中してぐっとやるでしょ。


いま困っているのは、
ゲームを禁止または時間が決められている子が、
うちの子に「ゲームやりすぎ!」ってママみたいに怒ってくることです。
正義感なんでしょうけど、その家それぞれのやり方なので、悩んじゃいます。



したっけねー( ´ ▽ ` )ノ