おばあちゃんが亡くなった
夫の祖母が亡くなったので、お通夜とお葬式に行ってきた。
94歳で大往生だったので、湿っぽい雰囲気はなくて、
みんな集まって「久しぶりだねー」とか「今どうしてるの?」とか
話したりして、和やかだった。
少し前から具合が悪かったので、覚悟が決まっていて、
段取りも考えていたみたいなので、みんな落ち着いていた。
お義母さんと火葬場で
「わかっていても、ほんとに燃やされてしまうとなると寂しいですね」って
話していたら、そうだね、母親が亡くなるのはやっぱりほんとに寂しくて、
順番通りだとわかっていても寂しい。と言っていた。
前にも書いたけど、私の母は8年前に亡くなっているので、
やっとその気持ちがわかる気がするとも言っていた。
だけど、私が母と過ごしたのはたった31年間で、
お義母さんとそのお母さんは66年も一緒にいたから重みが違う。
66年は、長いなあ。
そんなにずっといたら、お母さんは死なないと思っちゃうんじゃないだろうか。
お骨拾いのとき、子どもたちに「お母さんが死んだら骨拾ってね」って言ったら
神妙に頷いてた。夫は「おれがさきに死ぬ!」と宣言していた。
男子はいつも、大げさだ。
今日はお線香の匂いがついた服も、全部洗ったし、
喪服をクリーニングに出して、
次着るときにすぐ出せるように準備する。
できれば誰も死なないで欲しいけどなあ。