永遠に続く子ども時代のおわり
昨日、
用事があって、次男6歳とふたりで往復30分くらいドライブしました。
冬なのに暖かい日で、雨がふっていて、
雨が上がったあとの海には虹がかかってました。
ちょうど、去年12歳で死んでしまった、うさぎのモグたんを
最後に預けて燃やしてもらった場所だったので、
「虹の上にモグたんが歩いているかもしれないよ?見てごらん」
と声をかけました。
「もうモグたんにもうさわれないのはさみしいよ。おもいだしちゃうよ」
「天国に行けば会えるよ」
「でもそうしたらぼくもしななきゃなんないじゃん」
「死んだあと会えるからさみしくないよ」
「…」
「だれもしんだらこまる」
「そう?」
「うん。さみしくなっちゃうから」
そう言って黙って外を眺めて、いつの間にか眠ってしまった次男。
何もかもが永遠に続くわけじゃないことを、
知ってしまったみたいです。
前を走る車の、タイヤの後ろで跳ねる水のところにも虹がかかって、
すごくきれい。
こんなきれいな世界で、幸せな時間なのに、
過ぎてしまったら戻ってこないんだよね。
今のうちに、できることはぜんぶやっておかなくちゃ。